【車両尾行|探偵の浮気調査技術】

車の場合もチーム尾行

浮気調査の技術について解説していきます。

 

過去数年にわたる大手有名探偵社への取材に基づいているので、内容は確かです。

 

ここでは車両尾行について説明します。

 

「実際にそんなことができるのか?」と思うようなこともたくさん書かれていると思います。

 

しかし、すべて2015年に原一探偵事務所の公開尾行訓練に参加させてもらった際にこの目で驚異的なテクニックを確認しています。

 

危ないのでくれぐれも真似をしないようにお願いします。

 

 

車の尾行は高難易度

 

真後ろの車はよく見える

真後ろの車の車内の様子はルームミラーでよく見えます。

 

だから近距離で真後ろにつけるのは絶対NGです。

 

ナンバーも乗っている人の表情もよく見えます。

 

1回目は疑われなくても姿は記憶に残るので、2回目に見られた時に「あれ?さっき見たような…」と思われ、3回目では完全発覚します。

 

しかし、対象車が信号や右折待ちで停止している時に、すでに間近な後方の車がそれ以上近づこうとしないのは明らかに不自然です。

 

すると接近を続けて真後ろにつくほか選択肢がなくなる。

 

そういった状況に陥らないように、つかず離れずの位置を保って追う必要があります。

 

間に一般車両を挟むテクニック

そのための方法のひとつとして、間に一般車両を挟むことが行われます。

 

ちょうどそこを走っていた関係のない車をカモフラージュに用いるということです。

 

しかし、これもどんくさい車を挟んでしまうと、その車がもたもたしているために失尾することにもなりかねません。

 

だから間に挟む車は、運転者を瞬時に判断して選びます。

 

例えば、子連れの主婦や老人が運転する車は避けます。

 

間に1台でなく、2〜3台はさむこともあり、チームメイトに現在挟んでいる台数を逐次報告します。

 

挟む台数を増やすほど発覚の危険は減るが、失尾の危険は増します。

 

逆に山中の一本道等で他の車の通行がなく、このテクニックが使えない場面も多く存在します。

 

そういう場合は距離を取りながら、なるべく自然な形でついていくことになります。

 

警察の取り締まりと交通事故

以上に車両尾行の難しさとテクニックの一端を紹介しましたが、尾行にばかり気を取られていると大変な事態になります。

 

まず、スピードを出しすぎたり、信号の変わり目に駆け込んだり、あまり無茶な事をしていると警察の取り締まりに遭います。

 

もっと怖いのが交通事故です。

 

徒歩尾行での失敗は発覚と失尾だけですが、車両尾行の失敗は自分や無関係な人の命を危険に巻きこんでしまいます。

 

車両尾行は安全に実行できるテクニックを持ったプロの探偵に任せるべきです。

 

車でのチーム尾行テクニック

車両尾行の場合も徒歩尾行同様にチーム尾行が基本です。

 

つまり、2台以上の車で連絡を取り合いながら追って行きます。

 

初歩的なテクニックをいくつか紹介します。

 

車両尾行のテクニック 1

1.ターゲット車両(T)の直後を探偵車Aが追尾しており、その後方を探偵車Bが走行している。

 

まず、カモフラージュのためにA車は、たまたまそこを走っていた一般車両を1台挟み、B車に「あいだ1」と無線報告した。

 

「あいだ1」は、ターゲットとの間に挟んでいる一般車両の台数が1台という意味。

 

A車は前方に信号があることをB車に報告した。

 

車両尾行フォーメーション1-1

 

2.次に対象車両が左ウインカーを出したので、それを報告し、尾行交代を指示した。

 

A車は信号を直進していったん尾行から離脱し、かわりにB車が左折して距離を詰め、対象車両を追尾する。

 

車両尾行フォーメーション1-2

 

このように近づく役割を時々交代することで発覚を防ぐ。

 

A車は無線で連絡を取り合いながら、適当な経路をたどって、後方から尾行に復帰する。

 

車両尾行のテクニック 2

京都、大阪、札幌の中心部など、いわゆる「碁盤の目」状の道路構成になっている場所では「平行移動」というテクニックが使える。

 

1.例えばターゲット車両(T)を探偵のA車が直後で追っていて、左ウィンカーが出たのを確認した。

 

車両尾行フォーメーション2-1

 

すると後方の探偵B車は手前の角で左折し、しばらく直進してから右折し、対象車両を発見して直後で追尾する役割を交代する。

 

車両尾行フォーメーション2-2

 

車両尾行フォーメーション2-3

 

車両尾行フォーメーション2-4

 

車両尾行のテクニック 3

1.A車がターゲット車両(T)を追尾している間、B車は先回りして交差する道路で待機している。

 

ファミレスの駐車場などがあれば、そこで待機すればなお自然。

 

車両尾行フォーメーション3-1

 

2.T車が交差点を通り過ぎたタイミングでB車が発進。

 

車両尾行フォーメーション3-2

 

3.角から出てきて、直後での尾行の役割をA車と交代する。

 

車両尾行フォーメーション3-3

 

 

身動きの自由なバイクの追加

渋滞が予想される場所・時間帯、細い道が入り組んだ地域などでの車両尾行では、バイクをチームに加えておきます。

 

調査車両が周辺の車に阻まれて対象車両から引き離されてしまった時、自由に動けるバイクが対象車両の位置を確認し、他のメンバーを誘導できます。

 

車のチームの補完的役割を担うほか、バイクがメインのチームを組むこともあります。