【今は少なくなった「駆け落ち」|浮気調査ワンポイント】

現代は密会の時代

「駆け落ち」とは親から結婚を許されない二人が、一緒に暮らしていくために失踪することです。

 

必ずしも不倫ではなく、独身同士の場合もあります。

 

昭和の時代までよくある話でしたが、最近あまり聞きません。

 

今と昔の駆け落ち事情について、大手有名社・原一探偵事務所のベテラン探偵に話を聞いてきました。

 

 

原一の聞き込み調査専任探偵の話

特殊調査課の探偵M氏(左)とS氏(右)

【特殊調査部の探偵S氏(右)】

 

原一探偵事務所には、特殊調査部という聞き込み調査専門の部署があります。

 

相手に聞き込み調査であるとわからせずに情報を取ってくることに長けた探偵を集めたチームです。

 

主な仕事は結婚調査と失踪人調査。

 

結婚調査というのは、結婚相手当人や実家の実態や評判を調べることです。

 

失踪人調査というのは、突発的な家出と違って、計画的に消息を断って別な土地でひっそり生きていると思われる人を探すことです。

 

また、この部署は浮気調査でも重要なサポートを行っているそうです。

 

例えば、勤務先だけがわかっている浮気相手をオープン情報だけで名前を絞り込み、尾行調査の選択肢を減らして効率化する。

 

あるいは、尾行調査でおおまかに判明した情報の詳細を詰めて、報告書が完成できるようにする、など。

 

特殊調査部の探偵Sさんに昨今の駆け落ち事情について聞いてきました。

 

思い詰めた昭和の禁じられた愛

駆け落ちは、昔はよくありました。

 

昭和以前は珍しいものではなかったし、小説・映画・ドラマにもよく登場したものです。

 

弊社で扱った案件では、職場恋愛で大企業勤務や公務員などまじめな人、というケースが多かった。

 

一緒になるためならすべてを捨てる、すごい覚悟で失踪したものです。

 

行先は夫婦で温泉住み込み、パチンコ屋住み込み、夫が新聞配達で妻がスナック勤めとかでしたね。

 

文明の利器を駆使し、冷静な平成以降の禁断愛

今は駆け落ちは減って、仕事や社会的地位は捨てずに密会を続ける人の方が多い。

 

ひとつの要因は連絡手段の発達です。

 

昔は堂々と会えない事情のある二人の個人間の連絡は困難を極めました。

 

携帯電話はなかったし、メールもリアルな郵便物しかなかったですから。

 

職場でも隠す必要があって苦しい。

 

会えない時間が長いから、たまに会える時の熱量が今よりずっと大きかった。

 

だから思い詰めて極端な行動に出たわけです。

 

しかし、今はケータイでこまめに連絡してこまめに会える。

 

何も仕事、家、社会的地位など、大事なものをすべてなげうつ必要はないわけです。

 

また、身分確認のゆるい、いわゆる「ワケあり」の人を受け入れてくれる職場も減っています。

 

駆け落ちの相手も昔とは違う

今も駆け落ちはたまにありますが、その相手は昔とは変わってきています。

 

職場恋愛のように、狭い範囲で知り合った相手を盲目的に愛するというケースは減少。

 

かわってSNSや交流サイトで知り合った相手が増えている。

 

携帯ゲームで知り合った相手と駆け落ちした主婦の案件?

 

ああ、特捜課で扱った案件ですね?

 

あれは、原因不明の家出人として受任し、調査した結果、駆け落ちだったと判明した、と言う話です。

 

(原一探偵事務所・特殊調査部 探偵S氏 談)

 

原一の家出人捜索専門探偵から聞いた話

調査部特捜課の探偵O氏(左)とS氏(右)

【調査部特捜課の探偵O氏(左)とS氏(右)】

 

特殊調査部Sさんの最後の話は、以前に家出人捜索の専門部隊である調査部特捜課の探偵に取材した時に出たものです。

 

正確には、駆け落ちというより、子供を連れて相手の男の家に転がり込んだ形でした。

 

詳しい話をしてくれたのは、同席していた上級アドバイザーの高野さんでした。

 

上級アドバイザーというのは、依頼者の話を聞いて調査設計をする職種です。

 

その案件は、原因不明の主婦の家出として受けました。

 

ほどなく見つかりましたが、スマホのネットゲームで知り合った男性の家に、子供を連れて転がり込んだ形でした。

 

家族のように暮らしているのが撮影されました。

 

しかし、そういう行動に出る前に実際に会ったのは数回らしいんです。

 

そんな、客観的には信頼関係が希薄と思われる状況で、その後の人生が変わってしまうような行動に出ているのが印象に残りました。

 

(原一探偵事務所 上級アドバイザー 高野氏 談)