【探偵社の仕事|探偵業界情報】

浮気調査が7割・人探しが2割

ここでは、探偵社がどんな仕事をしているのか紹介します。

 

とかく「怪しい」と思われがちな探偵社ですが、仕事内容がわかれば不安も解消するでしょう。

 

人生の大きなトラブルのいくつかを解決してくれる専門技術を持った業者なので、知っていれば、必要な事態に陥った時に心強いはずです。

 

 

 

探偵社の業務メニュー

一般的な探偵社(=興信所)の請負業務は下記のようなものです。

 

  1. 浮気調査(尾行と証拠写真撮影)
  2. 人探し(主に家族の家出・失踪)
  3. 結婚調査(相手自身や家族の身辺調査)
  4. その他調査

 

仕事の比率は、浮気調査が7割、人探しが2割、それ以外の調査が1割ぐらいです。

 

中には浮気調査専門で、他の調査はしない探偵社もたくさんあります。

 

浮気調査以外の仕事は件数も少なく、依頼内容も多様で、リソースが豊富で解決力が強くないと非効率だからです。

 

ただ、「浮気調査専門の探偵社」に他社と違う専門性があるとは思わないでください。

 

どのみち、探偵社の仕事の大半は浮気調査なので、もともとどの探偵社も専門みたいなものです。

 

あと、盗聴器発見・除去が専門で、それ以外はしない業者もありますが、これはそもそも探偵社に分類すべきではないでしょう。

 

浮気調査の調査内容は、このサイトのトップページで解説しているので、それ以外の調査の概要を説明しましょう。

 

人探し

探偵社で浮気調査の次に多い仕事です。

 

ほとんどが家族の依頼による家出人・失踪者の捜索です。

 

初恋の人探しなどは、相談はあっても、なかなか実際に受任するところまで行きません。

 

ひとつは、高額な調査料金を知ると、よほど切実な人以外は依頼を取りやめること。

 

二つ目は、探偵社の依頼人審査が厳しいことです。

 

ストーカーや借金取りの人探しに知らずに協力してしまわないよう、本当に探してあげていい人か、よくチェックするのです。

 

2007年施行の探偵業法で、この面の規制が強化されました。

 

そのため、一般に家族以外の人探し依頼は、引き受けてもらえないことも多いです。

 

さて、突発的な家出人は、まず家出の状況や残していったものから、自殺の危険の有無を判断します。

 

これにより、捜索先も捜索方法も変わります。

 

基本的には人海戦術なので、探偵の人数が多く、全国に拠点がある探偵社でないと難しいです。

 

S探偵

【原一の家出人捜索専門部署の探偵S氏】

(探偵は顔を知られると調査に支障が出るので、モザイク加工しています。)
1枚の顔写真を見ただけで群衆の中から発見できる特殊能力の持ち主。
10万人もいる競馬場に探しに行って発見し、社内を驚かせたことも。
家族を呼び寄せて、発見した家出人と引き合わす時の感動が最高と語る。

 

また、家出してから長い時間が経ったが死亡情報もない人は「失踪者」と呼ばれ、「家出人」とは区別されます。

 

知らない場所で第二の人生を生きており、発見されることを望んでいない可能性も大きいため、発見後の処理も家出人とは異なります。

 

捜索方法も聞き込みがメインになり、家出人の場合とまったく違います。

 

S探偵

【原一の聞き込み調査専門部署の探偵S氏】

(探偵は顔を知られると調査に支障が出るので、モザイク加工しています。)
主な仕事は結婚調査と失踪者捜索。
発覚を避けるため、相手が聞き込み調査とわからない聞き込み調査方法を駆使する。

 

 

結婚調査

結婚する前に相手本人や家族について調べる調査です。

 

昭和までは広く行われていた調査で、相手の家柄を調べるのが主な調査内容でした。

 

そこでは、被差別部落出身か、中国人・朝鮮人の血が入っていないかというのは大きなポイントでした。

 

しかし、今日では差別につながる調査は法で禁じられているので、まともな探偵社はその種のことは調べてくれません。

 

それでも、相手の親が地域のトラブルメーカーとかいうのは非常に重大な情報なので、家族に関する調査をかける人もいます。

 

ただ、現在では相手家族より相手当人の素行調査の依頼の方が圧倒的に多くなっています。

 

  • 渋谷のIT企業勤めとか言うが、仕事内容が不明で、通勤してるのかどうかも怪しい
  • 既婚者なのでは?あるいは結婚詐欺師に騙されてるのでは?

 

そういう心配をした親御さんの依頼を受けて、普段の様子を尾行・撮影するのです。

 

あるいは財産目的で独身の老父に近づいてきた怪しい女の調査を、子供が依頼してくる場合もあります。

 

ノウハウ的には浮気調査とほぼ同じですが、必要に応じて聞き込み調査も組み込みます。

 

高野氏

【原一の上級アドバイザー高野氏】

依頼者の話を聞いて最適の調査方法を設計する担当。
結婚調査に関する経験も豊富。
昔は「安心を買う」ために結婚調査をする人が多かったが、最近は「結婚を思いとどまらせるための客観的証拠」を入手するためにやる人も増えているという。

 

マイナーな調査

上記以外にも探偵社にはいろいろな依頼が舞い込みます。いくつか紹介しましょう。

 

盗聴器発見・除去

盗聴器を仕掛ける調査は違法なので、まともな探偵社はやりません。

 

誰かが違法に仕掛けたものを見つけて、取り除くだけです。

 

近所トラブル調査

近所トラブルを警察に訴えても、民事不介入の原則を盾になかなか対応してもらえません。

 

警察の立場に立てば、どちらが悪いかわからないのに簡単に動けないのも理解できます。

 

しかし、確かに迷惑行為を受けており、相手が悪い証拠があれば話は別です。

 

探偵社は、こうした証拠取りもしてくれます。

 

ストーカー調査

ストーカーの問題も、以前は民事不介入として警察は対応してくれませんでした。

 

そのため、警察を動かすための証拠取りに探偵が使われました。

 

しかし、2000年にストーカー規制法が施行されてから、警察の対応は改善し、探偵への依頼は減少しています。

 

企業向けの調査

企業が依頼主の仕事としては、下記のようなものがあります。

 

  • 採用予定者の身元調査
  • 労災保険をもらいながら長期欠勤している人で仮病の疑いがある場合の尾行調査
  • 常習的サボりの疑いのある外回り営業マンの尾行調査
  • 産業スパイの調査

 

倒産の危険があるかなどについて、財務情報は帝国データバンクや東京商工リサーチのような企業信用情報サービスの領域です。

 

しかし、従業員や取引先への聞き込みなら探偵社の領域です。

 

子供のいじめ調査

子供のいじめは学校や教育委員会が組織ぐるみで隠ぺいしがちです。

 

いじめっ子の親も非を認めず、強気な態度に出ることが多い。

 

しかし、証拠があれば相手の態度は一変します。

 

学校や教育委員会はマスコミに叩かれることを恐れ、相手の親はわが子が処罰されることを恐れ、急に下手に出てきます。

 

このため、探偵を使って尾行&撮影で証拠取りをする場合もあります。

 

故人のお墓探し

昔に喧嘩別れした親友、離婚したパートナーや恩人などのお墓を見つけて、お参りしたい方はたくさんいます。

 

しかし、非常に昔のことで親族の連絡先もわからない、親族には理由あって問い合わせられない、といった事情でお墓の場所がわからない場合もあります。

 

そういう場合のお墓の場所探しは探偵の仕事です。

 

犯罪関係調査

推理小説、映画、テレビドラマに登場する探偵社は、犯罪事件関係の調査をよく請け負います。

 

昔はそういうこともあったようで、明治時代に設立された日本初の私立探偵社「岩井三郎探偵事務所」は多くの刑事事件解決に関わっています。

 

しかし、今日の日本の探偵社ではそういうことはほとんどありません。

 

例外として、結婚詐欺や振り込め詐欺などの詐欺事件調査は請け負うことがあります。

 

ただ、やっているのは業界最大手の原一探偵事務所などごくわずかです。

 

違法な調査

最後に、まともな探偵社はやらない違法な調査について説明しておきましょう。

 

こういう調査をメニューに挙げている探偵社には、浮気調査も依頼してはいけません。

 

裏社会につながっている恐れもあり、トラブルの元です。

 

別れさせ工作

ターゲットに異性として近づき、現在の配偶者や恋人との関係を破壊し、別離に導きます。

 

肉体関係という手段を厭わない場合もままあります。

 

具体的にどの法律に抵触するのかと言われると、やり方にもよるので、難しい場合もあります。

 

そのため、堂々とテレビ取材を受けている業者も見受けます。

 

しかし、公序良俗に反することは間違いありません。

 

盗聴・盗撮

盗聴器や隠しカメラを仕掛けるのは、住居侵入罪等の法律に抵触します。

 

まともな探偵は盗聴器発見・除去はやってくれますが、調査に盗聴器を使ったりはしません。

 

差別につながる身元調査

被差別部落だった場所の出身か、在日朝鮮人の血筋ではないか、といったことを調べるのは違法です。

 

債権者やストーカーに協力する人探し

依頼者が捜索対象者にとって危険がない人物かどうかをよく確かめずに探すのは違法です。