【女性探偵の活用|探偵の浮気調査技術】

女性でないと調査できない場面も多々あり

原一の女性探偵Sさん

【原一の女性探偵Sさん】

志望動機は「マニアックな仕事内容に魅力を感じたから。」前職は刑務官という変わり種。しかし、上司によれば、女性探偵の前職に特別な傾向はなく、千差万別だという。

 

探偵は極めてハードな仕事なので、男性が圧倒的に多いですが、中にはこの仕事に魅せられる女性もいます。

 

そして男女ペアや女性の方がうまく調査できる、あるいは女性でなければ調査できない場面も多々あるのです。

 

それを紹介します。取材源は原一探偵事務所です。

 

 

女性専用車両や女性の下着売り場

女性専用車両に乗られた場合、近距離で追尾できるのは女性だけです。

 

男性は隣の車両に乗るしかないですが、それだけだと混雑する時間帯には失尾の可能性が上がります。

 

また、女性の下着売り場で対象が買物をしているのを見張る場合、そんな場所に男性が長時間滞在しているのはいかにも怪しいので無理です。

 

別の売り場から見張るしかないですが、失尾しやすくなります。

 

女性用下着はもちろん、雑貨店など女性客がメインの売り場では、男性が長時間滞在していると違和感を持たれやすいです。

 

女性だと自分も買い物客を装って、自然に見張れます。

 

あるいは男女ペアを組み、役割分担する作戦を取る場合もあります。

 

すなわち、女性探偵は商品選びの演技を熱心にやる。

 

男性探偵は「妻の買い物の付き合いに飽き飽きしている夫」を演じて、ターゲットの監視に集中するというわけです。

 

居酒屋・レストラン

外で張り込んで出待ちすることもありますが、発覚の可能性が低いと状況判断した場合は、いっしょに入ってしまうこともあります。

 

食事は二人の親密そうな写真が撮れるいい機会なのです。

 

その際、男女ペアだと怪しまれる危険が大幅に下がります。

 

原一の夫婦探偵T夫妻

【原一の夫婦探偵T夫妻】

原一探偵事務所には夫婦で探偵をしている人がいる。まず夫が探偵になり、妻を助手に使ううちに、夫をしのぐほどの腕になったという。

 

旅館

ターゲットのカップルが温泉地などで旅館に宿泊した場合、宿に空きがあれば同宿することもあります。

 

旅館での朝食のシーンは、二人で宿泊して不貞行為をしたいい証拠になるのです。

 

カメラを回して記念撮影するのが自然なシーンなので、調査の隠し撮りもしやすく、クオリティの高い写真が撮れやすい。

 

こういう場合も男女ペアで宿を取ります。

 

ホテル出入り

ラブホ部屋選びのシーン撮りには女性探偵が不可欠

【ラブホ部屋選びのシーン撮りには女性探偵が不可欠】

 

(上掲写真は尾行訓練でカップル役をやっている探偵で、本物の調査写真ではありません。)

 

ラブホテル出入りの撮影は、浮気調査の一番大切な部分です。

 

いつも男女ペアの探偵でやるわけではないですが、男女だとカップルを装えるのでやりやすい。

 

特に、ラブホテルの入りで部屋を選んでいるシーンを撮るテクニックがあるのですが、これはペアでないと撮れません。

 

鉢合わせしてしまったカップルを装い、一瞬で撮影して、恥ずかしがっていったん退出した体を装うのです。

 

少しやりすぎの感があるので最近はこの手法はやっていないそうですが、インパクトの強い証拠写真が撮れます。

 


女性探偵の弱点

こんな風に非常に役に立つ女性探偵ですが、弱点もあるようです。

 

総合探偵社ガルエージェンシーのオーナー渡邊文男氏が著書「完全探偵マニュアル」に書いていることを紹介します。

 

渡邊氏の話の要約

女性探偵は様々な局面で男性にできない働きをするが、弱点もある。

 

それは大方の人が想像するような「体力」ではない。男性以上に体力のある女性も多い。

 

男のようにトイレを簡単に済ませられないのはかなりの弱点だが、それもそこまで重要なことではない。

 

最大の弱点は、男性調査員に好意を持たれやすいこと、そしてそれが人間関係の不和の原因になりやすいことである。

 

男女が長時間一緒に過ごして、時には危険も伴う秘密の任務に当たるのだから、恋が始まりやすいのは無理もない。

 

自分自身が体験した事例。

 

優秀な女性探偵・篠崎がいて、若手の男性探偵・斎藤は彼女に恋をしていた。

 

しかし、篠崎は婚約者のいるベテラン三浦との関係が疑われ、斎藤は苦しんでいた。

 

渡邊氏が篠崎に話を聞くと、三浦の子供を身ごもっていることを告白した。

 

三浦は婚約者と別れ、篠崎は退職して、事後に結婚するストーリーを描いていた。

 

しかし、斎藤は三浦に直接問いただし、三浦は白状して「おまえの負けだ」と無用な追い討ちの言葉をかけた。

 

斎藤は傷つき、チームの雰囲気はギスギスしてきた。

 

そんな折に、暴力団員の妻から浮気調査の依頼が入った。

 

一度発覚していて警戒度が高く、200kmで車を飛ばすこともある難易度の高いターゲット。

 

メンバーの連携が取れない状態で車両尾行した結果、ターゲットを失尾した上に、斎藤の車が交通事故を起こし、頚椎を負傷した。

 

同乗の篠崎は流産。

 

三浦は全力疾走できない後遺症が残って、探偵をやめた。

 

三浦は探偵業界から足を洗って起業、篠崎もそれについて行った。

 

その後、三浦と篠崎は別れ、三浦は元の婚約者と結婚した。

 

篠崎はOLを経て、結婚退職予定である。

 

 

 

なるほどな、と思いました。

 

この問題は浮気調査を依頼する側には関係のないことですが、探偵を志す女性には一読してもらいたいものです。